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はちみつは日頃から愛用家をはじめ日本国内や世界各地で昔から親しまれている食べ物ですよね。
またはちみつは「健康食」としても知られていると思います。
日頃からはちみつを食べていて、さらに犬を飼われている方や犬と触れ合う頻度が多い方などで、ふと「はちみつって犬に与えても良いのかな?」と考える方もおられるかと思います。
そこで今回は「犬とはちみつとの相性」について解説します。
この記事を参考にして、毎日の犬との生活に役立ててもらえたら幸いです!
犬にはちみつを与えてもいいの?
結論「犬にはちみつを与えても基本的に問題はありません」
ただ、はちみつに含まれている糖分が多くカロリーが高いため与える際は「少量」に抑えましょう。
はちみつに成分には、体や脳を動かすためのエネルギー源となる「糖類」が多く含まれているほか、強い除菌作用を持つ「ポリフェノール」や血液や骨などをつくるのに必要な「ミネラル類」など、犬の身体をサポートしてくれる栄養素が含まれています。
ただ、摂取量が多くなると「肥満」や「身体の不調」の原因になる可能性があるので注意が必要です。
また、はちみつには中毒の原因となる「ボツリヌス菌」が含まれています。
市販のはちみつにもボツリヌス菌が含まれていますので、安易に愛犬にはちみつを与えるのはよくありません。
さらに、はちみつには花粉も含まれていますので花粉症のある愛犬も注意が必要です。
愛犬に与えるのに良い成分もあれば難しい部分もありますのでしっかり理解しておく必要があります。
犬にはちみつを与えるメリット4選
ここからは犬がはちみつを食べることでどんな健康維持に役立つのか?「犬にはちみつを与えるメリット」について4つ紹介します。
- 1 ミネラル
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はちみつには「鉄分」「マグネシウム」「カリウム」など多数のミネラルが豊富に含まれています。
そのミネラルは様々な種類の作用によって「血液」や「筋肉」などを成長させ、神経の伝達をスムーズにしたりして、健康な身体つくりに役立ちます。
- 2 ぶどう糖・果糖
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はちみつには「ぶどう糖」「果糖」「オリゴ糖」「ショ糖」といった糖類が豊富に含まれています。
そのなかでも主な成分である「ぶどう糖」と「果糖」は体内で分解する必要がない単糖類なので、犬の体内に入ると胃腸に負担をかけずに、速やかにエネルギーに変換されます。(これは人間も同じです)
疲労や元気がない愛犬にはちみつを与えれば、素早いエネルギーチャージを期待できるでしょう。
- 3 ポリフェノール
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はちみつには「カフェ酸」「フェルラ酸」「ケンフェロール」「クリシン」などと言った「10種類以上のポリフェノール」が含まれています。
ポリフェノールは、体の細胞をサビさせる活性酸素を除去する抗酸化作用や除菌作用が含まれていて「病気の予防」や「老化防止」に役立つでしょう。
- 4 グルコン酸
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はちみつには、除菌作用や皮膚の保護する保湿効果があるグルコン酸も含まれています。
グルコン酸には腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きがありますので、毛艶をよくする美容効果に加え、便秘の解消効果なども期待ができます。
まだまだはちみつの種類によっては、様々な良い成分が含まれていますので、はちみつに関して知りたい方は調べてみてはいかがでしょうか。愛犬に合いそうな、はちみつが見つかると思います。
犬にはちみつを与えるデメリット3選
次に「犬にはちみつを与えるデメリット」を3つ紹介します。
- 1 ボツリヌス菌
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はちみつには「ボツリヌス菌」という物質が含まれています。
はちみつを日頃から愛用されている方は知ってあると思いますが「人間の乳児(1歳未満)には与えてはいけない」となっています。
実際に厚生労働省からも人が食べるには「はちみつを与えるのは1歳を過ぎてから」という注意喚起が広報されています。
ボツリヌス菌が体内に入っても腸内環境が整っていれば摂取しても問題はありません。ただ乳児の場合はボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出し、最悪のケースに至る場合があります。
そこで人より体が小さい犬にとっては、成犬であってもボツリヌス菌で中毒を起こす危険性が高いといえます。
はちみつを加熱処理されているかどうか、また加熱して与えるかどうかにかかわらず免疫力が低い子犬や老犬、毒素を排出しにくい腎不全の犬には感染のリスクが高いので、はちみつを与えないようにしましょう。
- 2 花粉
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はちみつの成分の中には「花粉」が含まれています。
花粉症をもっている犬は、花粉アレルギーの症状を起こす場合がありますのではちみつを与えるのは避けたほうが安心です。
また、はちみつを食べた後に目や口が赤くなったり体がかゆそうにしていたら動物病院に受診しましょう。
- 3 高カロリー
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はちみつは糖分が多くカロリーの高い食品です。
糖尿病などの症状がある犬は病気を悪化させてしまう可能性があるので、はちみつは与えないようにしましょう。
上記の3つの内容を理解して与えるか与えないかを判断しましょう。
犬にはちみつを与える量
犬にはちみつを与える場合は、犬の体重に合わせて与える量を決めましょう。
また、犬の年齢や健康状態によっては、特定栄養素の過剰摂取につながることもあるので注意しましょう。
下記に犬の体重に合ったはちみつを与える量を表にまとめていますので参考にしてみて下さい。
犬の体重目安 | 1日あたりの接種量目安 |
---|---|
・小型犬(2~5kg) | 6g~11g(小さじ1~大さじ0.5) |
・中型犬(6~15kg) | 13g~26g(小さじ2~大さじ1.2) |
・大型犬(20~50kg) | 32g~64g(大さじ1.5~大さじ3) |
また、ご褒美などではちみつを与えたいときは、指先に塗れるくらいの程度に抑えましょう。
はちみつを使った加工品は与えても良い?
はちみつを使ったスイーツや加工食品もあります。ただそれらを犬に与えてもよいのか?気になるところではありますよね。
結論「与えても良いです。」
ただ、加熱処理をしている食品はそれほど心配する必要はありませんが、与える前にはちみつの含有量や他の原材料などはきちんと確認するようにしてください。
下記にどういった物ならいいのか?を参考例としてまとめていますので参考にしてみてください。
- ・はちみつ梅干し
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普通の梅干しもはちみつ梅干しも、量と塩分に気をつければ犬に与えても問題ありません。
ただ、商品によって塩分とはちみつの含有量は異なりますので「塩分」「糖分」ともに摂り過ぎないよう商品の成分表をよくチェックしましょう。
また、梅干しの種を口にしても飲み込まずに種だけ出すそうです。 - ・はちみつ入りパンやクッキー
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犬用に販売されているクッキーであれば栄養面やカロリー面に配慮して作られているので、犬に与えても大丈夫です。
ただ人が食べるはちみつ入りクッキーやパンには、はちみつが多く含んでいます。また犬の体に不向きな原材料が使われている可能性もあります。
犬に人間が食べるクッキーやパンを与えることは控えましょう。
- ・はちみつ入りヨーグルト
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無糖ヨーグルトにして、はちみつを少量加えた状態で与えることは良いとされています。
ただヨーグルトは脂肪分を含むため、無糖であっても与えすぎは肥満につながる可能性や脂肪分が消化器を刺激して下痢などの症状につながる可能性がありますので注意が必要です。
- ・犬のおやつやフードに混ぜてあげる
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はちみつは甘みがあるため、普段与えているドッグフードに混ぜることで、より食いつきが良くなる可能性もあります。
ただ、持病がある愛犬は控えるか獣医さんに確認してみることが良いでしょう。
まとめ
以上で「犬とはちみつの相性」についての解説でした。
やはり一番大事なことは「犬にはちみつを与えるならメリット・デメリットをしっかり理解する」ことです。
はちみつに限る話ではありませんが、健康商品といわれている食品でも体に与えるメリットとデメリットがついてきます。
はちみつは少量であれば犬に与えても大丈夫です。ただ与える量や与え方には注意が必要な食品であることを覚えておくと良いでしょう。
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