犬用のサプリメントの特徴や選び方について解説！

2024年4月17日2024年4月19日

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最近では犬用サプリメントなど、ドッグフード以外にもペット向けの健康食品も多く販売されています。

また、妊娠期や老犬用といったライフステージに合わせたものまで開発されるようになってきています。

さらにサプリメントの種類が増えている中

「そもそも犬用サプリメントって良いの？」「どんな種類があるの？」「どんなものを選んだらいいの？」「選ぶときの注意点は？」

などと感じている方もいると思います。

そこで今回は「犬用のサプリメント」の特徴や選び方などを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

またこの記事が愛犬との生活に役立ててもらえるなら幸いです。

犬用サプリメントとは？

犬用サプリメントとは「栄養補助食品と呼ばれる健康食品のひとつ」です。

あくまで「栄養補助」であるため、普段の食事で不足しがちな栄養素を補う目的で使われています。

そのため病気を治したり、予防したりするものは医薬品となります。

サプリメントはあくまでも、健康を維持することを前提として作られています。

中には犬用サプリメントの成分を確認すると、人間が摂取するものと同じ成分が使用されていることもあります。

だからといって人間用のサプリメントを愛犬に与えてはいけません。

犬と人間では「飲み込みやすさ」や「消化具合」などの生理機能や必要栄養量は異なってきます。

仮に間違って人間用のサプリメントを与えてしまった場合は、犬の体への負担や様々なリスクが考えられるので、すぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

犬用サプリメントの種類

犬用サプリメントには、ドッグフードと同じで「目的別」「ライフステージ別」などで様々な種類があります。

サプリメントの種類の中でも３つの代表的な種類を紹介します。

　　１　健康維持用

ドッグフードだけでは不足しがちな栄養素（ビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維・DHA・EPAなど）や加齢により減少しやすい栄養素を補うサプリメントとなります。

健康の維持を保ちながら免疫力も保つ働きをします。

　　２　関節サポート用

愛犬たちの関節を保護し歩行や運動機能を維持するために摂取したいのがこのサプリメントとなります。

このサプリメントには「コンドロイチン」や「ヒアルロン酸」、体内で生成されても加齢とともに減少していく「グルコサミン」などを含むものが中心に配合されており、関節をサポートします。

現代社会では生活環境の変化により、散歩にしても固いアスファルトやコンクリートでの歩行が増え、室内でも滑りやすいフローリングなど、犬にとっても関節に負荷がかかる場所を歩く機会が多くなっていますのでこのサプリメントを活用してみるのも良いかと思います。

　　３　腸内のサポート用

消化機能を保ちたい場合やお腹の調子が気になる場合に使用するサプリメントです。

このサプリメントには「多機能タンパク質」と呼ばれるラクトフェリンや乳酸菌などが含まれており、腸内フローラ（腸内細菌叢）を整え、腸の健康をサポートします。

犬用サプリメントの選び方と注意点

愛犬は自分で食事内容を選ぶことはできませんよね。

また必要とする栄養成分や量も人間とは異なります。

飼い主が責任をもって自分の愛犬に合ったものを選ぶ必要があります。

そこで犬用のサプリメントの「選び方と注意点」を解説しますので参考にしてみてください。

　１　サプリメントを与える目的を明確にする

人間がサプリメントを取り入れるのにも目的があります。それは犬用サプリメントも同様となります。

そこで愛犬に「何を補いたいのか？」「何を補うべきなのか？」を明確にした上で商品を選ぶことがポイントです！

目的のない選び方では、不要な成分まで与えてしまう可能性もあります。

自分の愛犬に何が必要かわからない場合は、獣医さんに相談をして適切なアドバイスをもらうのもひとつの手です。

　２　愛犬に持病がある場合や投薬中の場合は獣医師に必ず確認をする

愛犬に持病がある場合や治療薬を投薬中の場合は、サプリメントを購入する前に必ず獣医さんに確認をするようにしましょう。

愛犬の持病の種類や治療薬の内容によっては、サプリメントと併用してはいけないものもあります。

体調や治療の効果に影響を及ぼさないように注意が必要となります。

　３　アレルギーの確認をする

サプリメントの原材料に対象となるアレルギー成分が使用されている可能性もあります。

愛犬にアレルギーがある場合は、しっかりと成分表示を確認してから購入しましょう。

または獣医さんに相談しましょう。

サプリメントはあくまでも栄養補助が目的です。

体調不良がみられてもサプリメントで改善できるわけではありません。

愛犬に体調不良や異変がみられた場合は、サプリメントを探すのではなく動物病院に連れていくようにしましょう！

犬用サプリメントの使い方

犬用サプリメントにも、用量用法が記載されています。記載内容をしっかりと確認したうえで使用するようにしましょう。

数種類のサプリメントを併用したい場合、同時に摂取できる商品もあります。
愛犬の体重に見合った目安量を守るなど、使用方法や注意事項に書かれている内容をよく読み、問題がなければ摂取可能です。(※迷った時や不安な時はメーカーや獣医師に確認するようにしましょう)
サプリメントの量が多くなることで食事が摂れなくなってしまわないように２～３種類程度の併用が推奨されています。
愛犬の体重で勝手に判断して目安量以上に摂取させることは避けましょう。

犬用サプリメントの提供方法でもっとも多いのは「食事に混ぜて与える方法」です。

犬が口にしやすい味になっている商品が多いため、犬も自然に食べることができます。
サプリメントによってはカプセルに入っているものもあり、そのまま飲むのが難しい場合にはカプセルを開けて「中身だけを食事に振りかけて提供する方法」もあります。
サプリメントや薬などを包み込む投薬用のおやつなどもあります。
投薬用のおやつは柔らかい食材でできていて、大きい錠剤やカプセルもきれいに包めます。食事を残しがちな愛犬の場合は、このような投薬用のおやつを使用するのもオススメです！

中にはおやつで工夫をして与えても、サプリメントが苦手で飲んでくれない愛犬もいるでしょう。

そういう場合は、飼い主の手から「直接提供する方法」もあります。

ただ愛犬の喉や食道にサプリメントがはりつく可能性もあるため、摂取後は水分摂取も促すようにしましょう。

しかし、愛犬が苦痛そうに見える場合は無理に提供するのは避けましょう。愛犬にとってストレスになってしまいます。